天気村の歩み
天気村は、野外活動を主にした保育園から始まり、幼児・児童・子育て家族・障がい児・障がい者・高齢者を、世代間交流・環境・福祉等を大切にする包括的なプログラムで、サポートしています。そして、中学生・高校生・大学生・外国人のボランティアやインターンシップの場として、自然体験、文化交流、地域再生、創作活動などの参画プログラムを提供しています。
履歴
1987年に、子どもを取り囲む環境につて考え直す場として、天気村を設立しました。地域の教育NPOとして、子ども達がおかれている状況を地域の方々と一緒に考える場所を作り、実体験や地域交流を通して、生きた教育を実践。社会や文化・環境を通じて地域に豊かなネットワークを構築し、子どもの健全育成という観点から地域社会の様々な環境の改善・整備に取り組んでいます。
1990年からは、こんぺいとう自然保育園を始め、「地球が遊び場だ!」をキャッチフレーズに、 身近な自然や人との触れ合いを通じて、幼児から小中学生までの子ども自身の「子育ち」をサポートしてきました。
さらに、自然から学び、親子がともに遊べる場づくりや、障害児や高齢者が全身で感じる遊びから、生きいきと過ごす生活をサポートしてきました。
1999年4月には、こうした未来を担う子どもたちのサポートを中心に、ひとづくり・まちづくり・環境づくりに関わる多様な体験・実践活動の基盤をつくるために、「特定非営利活動法人NPO子どもネットワークセンター天気村」を設立しました。
2007年には、約150年前に建てられた大津市葛川細川町の古民家を購入して、地元の方、専門家、学生ボランティアの協力を得て「古民家Zutto(ずっと)再生プロジェクト」を立ち上げました。そして、親子で参加できる「古民家Zuttoの会」をつくり、昔から脈々と受け継がれてきた地域の生活と暮らしの知恵を掘り起こして「暮らし遺産」と名付けて、これを大切な宝物として伝承する活動を行っています。
2013年からは、社会をよくするための持続可能な暮らしと仕事を学び、ソーシャル・ビジネスをデザインする「持続可能な暮らしデザイン塾」を始めます。
受章
2008年 近畿ろうきんNPOアワード 奨励賞
2008年度 澤田典子 京都精華大学調査実習2008銅賞『環境共育プログラムのデザインと実践 ~地域に根差した野外活動を行う「天気村」に関わって野外活動の可能性を考える~』
2013年 西日本高速道路エリア・パートナーズ倶楽部 働く女性の子育て支援
2013年 日本の元気なプロジェクトきずな基金「淡海のつなぐ、ひらく、みらい」賞
文献・マスコミ取材
1995年2月25日 京都新聞 震災復興地へ「一歩」 スポーツ交流で元気を
2000年 北村朋子 子どもにとって望ましい居住環境実現のための民間主導のネットワーク作り~NPO法人「子どもネットワークセンター天気村」の事例より~ 京都府立大学1999年度卒業論文
2001年 特定非営利活動法人NPO子どもネットワークセンター天気村 「地域づくりキーワードBOOK」 総務省自治振興課
2001年2月 増山均 地域の子どもセンターづくり―子どもネットワークセンター天気村 佐藤一子 『NPOと参画型社会の学び』 エイデル研究所 pp22-28
2001年2月28日 毎日新聞 きめ細やかな対応 お母さん支えるネットワーク作り展開
2001年3月 おうみ子ども未来会議 「NPOと行政等とのパートナーシップのあり方」 滋賀総合研究所 pp19
2001年3月〜5月 山田貴子 遊びの王国ビビタ 4~6月号
2001年12月 コミュニティワークにおける地域通貨の可能性 「第15回地域づくり団体全国研修交流会 滋賀大会 報告書」 pp35-38
2001年12月 「子ども」をキーワードに多彩な事業 地域の人・情報・場をつないでふるさとづくりを目指す 『さあ、言おう』 さわやか福祉財団 pp18-21
2001年12月 北原剛輔 子どもネットワーク自然体験村に参加して 『社会教育』2001年12月号
2002年1月4日 新聞 野外活動で地域とふれあい 地域活動にエココイン
2002年3月 子どもたち自らが試行錯誤して学ぶ、その姿を大切に NPO子どもネットワークセンター天気村 『わくわくNPO倶楽部社会貢献事例集』 淡海文化を育てる会編 pp26-27
2002年4月18日 あるがままの自然が子どもたちのフィールド 「子育ち」を見守る ワンパーセントクラブニュース
2002年11月15日 京都新聞 子どもと地域 つながり大発見
2003年3月 特定非営利活動法人NPO子どもネットワークセンター天気村 『知ろう! 応援しよう! 元気印のボランティア活動』 文部科学省生涯学習政策局社会教育課 pp39-41
2003年 山田貴子 農の遊び図鑑 なごみニュース 5~12号 湖南地域振興局農業振興課
2004年5月 子どもが自然とふれあう機会をつくる(NPO子どもネットワークセンター天気村) 『国民生活白書』 内閣府 pp16-17
2004年9月24日~25日 伝えよう子どもの未知普請 未知普請 未知普請全国大会in近畿 p36-40,72,120
2004年度 菅井薫 博物館における市民との関わりを持った活動に関する調査
2004年度 山田貴子 遊びを通して川が教えてくれるもの 国土交通省 新聞広告
2005年度 吉岡忍 東京新聞 子どもを通じて町にかかわる 理想の教育観抱き
2005年度 楽しく生き生き野外遊び 暮らしの手帳 トマトマガジン Vol.41 pp28-29
2005年10月20日 読売新聞 簡単おししく”パンデケータショ”
2006年3月 「地域の教育力に関する実態調査」ヒアリング結果一覧 文部科学省
2006年11月28日 読売新聞 子育てのページ 草津・NPO子どもネットワークセンター天気村
2007年3月 大阪ガス”小さな灯”運動「子ども支援市民活動助成プログラム」報告書 pp42-43
2007年8月 湖づくり活動報告書 第27回全国豊かな海づくり大会滋賀県実行委員会 p27
2008年5月13日 読売新聞 子育てのページ 地域事情に合わせ独自プログラム
2008年10月31日 「古民家再生プロジェクト」 立命館大学ボランティアコーディネータ養成プログラム受講生
2008年12月 「地域の教育力に関する実態調査」報告 文部科学省
2009年2月17日 京都新聞 水害時の対応 親子ら理解深める 大津で防災シンポ
2010年5月 親と子、子育て世代と地域の人がつながるきっかけに 子育て家族防災トレーニング事業 「滋賀県広報誌 しがプラスワン」 VOL125号 平成22年5月6日号
2010年8月 資金調達における特定非営利活動法人の先行事例調査『平成21年度市民活動団体等基本調査報告書』内閣府
2010年8月25日 自然や人との触れ合いで 子どもたちに感動体験を! NPO子どもネットワークセンター天気村 代表理事 山田 貴子さん(54歳) 滋賀ガイド
2010年8月26日 毎日新聞 自然や人との触れ合いで 子どもたちに感動の体験を! 「Oh!Me」Vol.331
2010年11月18日 京都新聞 大津の山間部の古民家、親子で生活体験
2011年9月 辻充子・澤田典子 子育て家族防災トレーニング事業 平成22年度滋賀県協働提案制度成果報告会
2011年12月 菅井薫 博物館活動における「市民の知」のあり方―「関わり」と「価値」の再構築 学文社 PP63-65
2011年度 山田貴子村長の天気村紹介映像 「草津市内活動団体紹介映像コンテンツ作成事業」
2012年 川瀬隆文 市町村における協働事業提案制度の実施実態及び課題の把握 ―行政と NPO のコミュニケーションの観点から― 滋賀県立大学2011年度卒業論文
2013年1月 滋賀の未来をつくる ~寄付でささえあう社会を目指して~ 淡海ネットワークセンター p40
2013年3月 滋賀大学による地域活性化プランナーの学び直し塾 平成24年度報告書 滋賀大学 p98-101
2013年1月21日 NHK番組「防災トレーニング」(草津市笠縫幼稚園)