前回説明しました肉類の他に、卵、バターなど血液を汚す食品は実に多いのです。卵はコレステロールを増やすだけでなく、狭い小部屋の中で抗生物質やホルモン剤などを配合させた飼料を与えていますので、あまり感心できない食物なのです。できることなら、放し飼いで育てている卵などを食すようにしてください。
バターについては、20年ほど前に、アメリカの上院で栄養学の立場から詳しく説明されています。バターは、高脂肪食で、脳卒中や心筋梗塞の予備軍を増やす食材として追求されています。日本では、白米や砂糖について、いろいろといわれてきています。米の精白により胚芽が削ぎ落とされ、ビタミン不足が生じることも体内の血液を汚す一つであると学者は説いています。
では、血液をドロドロの状態にしないためには、どのようにしたらいいのでしょうか。それは、まず過食しないことが一番大切です。食べ過ぎの時に脂肪は、肝臓に付着して脂肪肝になり、血管に付着して動脈硬化になるのです。また、運動不足は血液を全身へ送ることができなくなります。その為末端の方では、酸素が充分に運ばれずに、有害物質が発生することにより、血液を汚していくのです。運動することにより、各部分が体温上昇し、コレステロールなど余分の栄養物質を燃焼して、処理してくれるのです。これらのことができなくなってしまうのがストレスの作用です。血管が収縮して、老廃物が流れにくくなったときです。当然血液は汚れてきます。血液は、汚れが生じてくると必ず信号を送ってきます。目の下のクマ、顔色が赤紫色、胸に血管が浮き出る、青あざがすぐにできるなどがあります。これらの症状から遠ざかるためには、毎日の食物がいかに自分の体質に適応しているかをよく調べて、自分の好みで食べることは避けるべきなのです。多くの栄養学書物や新聞にも一日に摂るべき野菜の量、種類などが詳しく書かれていますので、参考にされるといいと思います。気をつけていただきたいのは、自分の生活している近辺にある野菜を四季に応じて食べることと、自分の体質が陰性なのか陽性なのかを知っていただくことです。特に、チーズやヨーグルト類は、血液の汚れを取り去ってくれますので、できるだけ食べるようにしましょう。また、海草類、魚介類も肝臓の解毒作用を助けてくれるので、摂取するようにして下さい。
古くから存在する味噌やしょうゆ、納豆、梅干し、漬け物類は発酵食品ですから、うまく食材に応用すると良いです。最近は、赤ワインが血液の汚れを取るのに大きな効果があるといわれています。
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