Are you ゲーマー?
ふぶき
■○■■ アーケードゲーマーふぶき ■■○■
吉崎観音
MINE YOSHIZAKI
ARCADE GAMER FUBUKI 漫画
BEAM COMIX

(2000年4月19日開業 2000年4月20日改装)

アーケードゲーマーふぶき

ジャンル 漫画
作者 吉崎観音
発売元 アスペクト
発売年 2000
概要 ゲームの天才的プレイヤーの女子中学生「ふぶき」が、猛者や悪の組織などとゲームで戦っていくというお話。 ストリートファイター2やDDRなど、実在のゲームが登場! ゲームセンターあらしばりの必殺技で攻略していきます。 ふぶきははじめはゲーマーとして無自覚です(あるアイテムの力でゲーマー足り得ている)が、やがて自分が「ゲーム」を愛していることに気付きます。 そして、最終話では、伝説のあのゲーマー(ゲーム戦士?)との一騎撃ち…。
ゲームに対する愛を再確認できるかも。

感想

うーん…「ゲーマー」ならある意味共感・感動できる部分はあると思うんですよ。 あっしはどれくらい「ゲーマー」か知らないけれども、とりあえず共感・感動できる部分はあったし、例えば自分がわくわく7にはまっていった経緯を考えても、「ああ、俺はつまるところ、少しでも格闘『ゲーマー』になりたかったんだなぁ」と、キャラクターや存在自体までも含めて「ゲーム」が好きな自分を少しいいかもと思いなおしたりもしました。 実際、どこまで格闘ゲーマーに近づけたかは別問題だけど…(^_^;)。
漫画に出てくるある男の、「ゲームは変化、進化をしていくうちに……いつしか純粋に"ゲーム"と呼べるものは少なくなった……(中略)……おまえ(ふぶき)はゲームそのものを愛しているのだ」みたいなことをいうシーンがあって、なるほどなぁとも思ったりしたわけです。
そのうえで、そんな「ゲーム」というすばらしいものを提供してくれる媒体や世界観といったものに対して、ある種の愛着を持ったりするのもありなのかなあとも思わせてくれます(漫画にはファミコンの精みたいなものまで出て来ますが…(^_^;))。

強いて言うなら、「ゲーム」の愛し方を狭く決めうちしすぎているような気もしなくもないかなあと。 …えーと、まあ、「ゲーム」以外の要素も満足に加えられるようになったことを前向きに捕らえて、「ゲーム」のことはよく分からなくても、音楽だけ好き、キャラクターだけ好き…というのも、それで幸せ足り得るのであればありだろうとも思ったりして …とかいうと、ただのキャラ萌え野郎とか言われるんだろうなあ。 自分でも、この漫画に対する感想としては屁理屈かもと思うし。
いやキャラ(少なくともそれだけ)なんて「ゲーム」じゃなきゃやだ、いやそれも狭い見方だろ、いや…と無限ループにも陥ったりもして…(^_^;)。
まあ、僕個人は、つまるところ「ゲーマー」、そしてそれを提供してくれる環境(ハード、演出、ゲームの世界観、人の輪、その他モロモロ)を愛するものでいたいかなぁ、と(^_^;)。

あとはまぁ、主人公があらしという男の子から、ふぶきという女子中学生になって、あまつさえパンチラシーン多数(実写含む)特定のパンツを見せないとゲーマーとしてパワーアップできないという設定(^_^;))ってところに時代を感じたりして …まあいいか(^_^;)。

とりあえず、以下の方々には特にオススメかと思います。

あそうそう、巻末に作者の吉崎観音氏と、すがやみつる氏(ゲームセンターあらしの作者)の対談が載ってるぞ!


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