デスクリムゾン2体験版レビュー
(New:1999/11/18 Update:1999/11/25)
(1999/11/25)
アーケードスティック補足追加。
パッドで遊ぶ人も一応確認しておくべし。
体験版ゲットだぜ!
ドリームキャストマガジン(以下ドリマガ)にデスクリムゾン2の体験版が付いてくるとの話を聞いた。
あのデスクリ2を一足早く遊べるなんて!
ちょうどギガウイング発売に合わせてドリーも買ったことだし、せっかくだから、ドリマガゲットだぜ!
体験版の内容
デスクリムゾン2には大きく2つのゲームモードが用意されています。
1つはミッションモードで、ステージを1つ選んで遊ぶというもの。
要するにスコアアタックモードです。
もう1つはストーリーモードで、途中に会話選択やシューティングシーンを挟みつつ物語を進めていきます。
前作の20年後の世界が舞台です。
体験版には、以下のものが収録されています。
- ストーリーモード(最初のシューティングシーンの後まで)
- ミッションモード(ステージ2つ分)
- メーカーロゴ、オープニングデモ、照準調整、オプション(^_^;)
変わったもの、変わらなかったもの
本題。
気づいたことなどを列挙していきたいと思います。
- グラフィック全般
総じて良くなっております(^_^)。
画面はおおむね60分の1秒で動いております(一時的に30分の1秒くらいになることはあります)。
静止画はもちろん、モデリングや動き、各種特殊効果も綺麗になっております。
敵のアニメーションのコマ数もしっかり増えています。
加えて、敵が物陰に隠れながら攻撃(レーザー、ナイフ、ミサイル)して来たり、上から飛び降りて来たり、バク転(?)しながら出て来たりなど、キャラクター達は凝ったアクションも見せてくれていると思います。
一方、ダッハウ倉庫序盤の一部の空中敵の表示は、遠近感が少し怪しいかもしれません(地面の奥に表示されているように見えるような気が)。
- メーカーロゴ
今回は更に凝った顔の像が2つ。
ぱっと見、ムービーぽいけどどうだろう。
今回もスキップできません。
そのかわり、表示時間は短くなっております(2、3秒)。
- オープニングデモ
画像はシーンによってポリゴンとムービーを使い分けているようです。
内容ですが、今回はボイスやストーリー表示はないようです。
ただ、どこかのアニメ風(?)な、どでけえ文字列が一定タイミングでバンバンと出るのはちょっと恥ずかしいかも(^_^;)。
まあ、前作のような、変な意味で笑えるようなものではないかと。
- 照準調整・オプション
2では、照準調整はドリームキャストガンがないとできません。
というわけで、今手元にドリームキャストガンがないんで実際に試すことはできないんですが、ドリマガの解説によると、今回は照準がずれることはないとのこと。
よいよい。
オプションですが、今回は複数項目が選べます。
おなじみの「サウンド」はもとより、照準の移動速度(3段階)などが選べます。
また、ミッションモード開始時には、難易度選択もできる(全6段階)ようになっています、「すっげーじゃねーか!」
それにしても、照準調整やオプションなど、他のゲームでは当たり前のことが喜ばしく感じられるところが、あのデス様の最新作の宿命なのかー!?(^_^;)
- ゲーム
さて肝心のゲームの方なんですが…確かに良くなっている部分もあると思いますが…基本的にあまり変わっていないようです、良いところも悪いところも(^_^;)。
まず難易度についてですが、前述のとおり今回は難易度調整が可能で、前作よりかなり易しくすることもできます(前作並の高難度にすることもできます)。
これは良いこと(^_^)なんですが、ただ、その難度の下げ方がやや強引というか(^_^;)。
いわゆる無敵時間は今回もほとんど(あるいは全く)ありません。
この点は難度調整は関係ありません。
ではどうやって難度調節してるかといいますと…
- クレジット数
- 1クレジットあたりのライフ
- 銃の攻撃判定の広さ(3段階)
で付けているわけです。
確かに易しくはなりますが…1と2に関しては、うまくないと結局ダメージを受ける量(正確にはその許容量)が増えるだけなので、ストレスがたまりそうです。
3はグッドアイデアかも知れません。
次に、新しさに乏しいかなぁというか。
前作が前作だっただけに、ここまで良くなったことはある意味評価すべきだとは思いますが、欲を言えば、プラスαの新しい要素が欲しかったかもしれません。
強いていえば、画面上に付着した自分の血痕を撃つとダメージを回復できるというものがあります。
これは、ギガウイングのリフレクトフォース並の個性かもしれないと一瞬思いましたが、文章にすると自信がなくなってきました(^_^;;)。
皆さんはどう思われるでしょうか。
ちなみに、狙って血痕を撃つのは(少なくともパッド、アーケードスティックでは)難しいと思います。
あとは、んー…ひょっとすると、やっぱり開発者が勘違いしている部分があるかもしれないなぁというか。
相変わらず、(少なくともミッションモードでは)画面に現れてほとんど間伐を入れずに攻撃されることもあったりするあたりとか。
…しかしまぁ(体験版をやった限りでは)、「覚えてトライ」の繰り返しが楽しい、息抜きに遊ぶのにちょうど良いといった、前作の良さ(と僕は思っています)も残っているとは思います。
加えて、それでも敵関係の各種調整(速さや出現位置、攻撃のタイミングなど)にも力が入れられた(特に空中敵)ようで、遊びやすくなった部分もあるとは思います。
- ストーリーモード
これもある意味変わってないかもなぁ…(^_^;)。
ストーリーそのものについては、今のところ特に良し悪しは分かりません(ビーバー的には体験版の続きを見たいと思いましたが)。
声もそれほどおかしくはないと思います。
問題はやっぱり、セリフかなぁ(^_^;)。
主人公以外のセリフはそれほどおかしいとは思わないのですが…ええ、やっぱり主人公のセリフ、ちょっとおかしいかもしれません(^_^;)。
どうおかしいかは、僕の貧弱な感性ではうまく説明できないのですが…。
やっぱり残念な気持ちかも。
あるいは製品版を見ないと何とも言えないかな。
主人公の姿が越前康介と(ストーリー上)かぶるようにしようという意図があるようで、それ自体はよいとは思うのですけれども。
あと、行動の選択を迫られたときに、展開のなさそうな項目を選ぶと、本当に「…と言いたいところだけど、これじゃ展開がないぞ」なんて言われて、なんだかすんごく悲しい気分になります(^_^;;)。
ストーリーモード進行中は、基本的にスキップできません(セリフ類のスキップは可能)…が、この点はあのファイナルファンタジー7&8も同様なので、別にいいのかもしれません(ほんまか)。
ファイナルファンタジーといえば、ユリが歩いている街の音楽がファイナルファンタジーみたいです…というと、植松さんに怒られますか?
まあ、音楽は今回もいいですよ(^_^)。
音楽について詳しくは、「デスクリムゾン2プレビュー!」で書いた通りです。
さて、ストーリーモードにもシューティングシーンがあるわけですが、これが結構イケてます(^_^)。
体験版では最初のシューティングパートしかプレイできないのですが、そのパートでは、敵の攻撃もこれがデス様かと思えるくらい、全然激しくありません。
画面上に同時に出てくる数はごく限られています。
画面上に現れてから攻撃を開始するまでの時間は十分長く取られています。
加えて、街路という設定で、プレイヤーが注意を払うべき範囲(敵が画面上に出現する範囲)を狭くしております。
というわけで、最初のシューティングシーンにあるべき調整が施されていると思いました(^_^)。
デスクリムゾンシリーズを2からはじめられる方は、ストーリーモードを先にプレイした方がいいかも知れません。
…もっとも、これらは偶然という可能性もまだ拭えないのですけれども(特に街路が云々の件)(^_^;)。
製品版を待つしか!?
他(音楽、ボイス等)は大体、デスクリムゾン2プレビュー!で書いた通りです。
パッドVSスティック
入力デバイスですが、ドリームキャストガンを使わない場合、パッドよりアーケードスティックの方がやりやすいと思いました。
カーソルの移動(ドリームキャストの十字ボタンとアナログボタンは何であんなに使いにくいのか)も、発射&リロード(ボタン配置がナイス)も、アーケードスティックの方がやりやすいかと。
…と思ったら、アーケードスティック(あるいはパッドでも)で遊ぶには致命的な問題点が…!
詳しくはこちら。
ファミ通とガンガンとまとめ
「ガンガン」(「えにつくす」の漫画雑誌)買いました。
もちろん、デス様2の記事目当てです、なんだかなぁ、ビーバー(^_^;)。
※ファミ通は会社で見ました。
先にファミ通のクロスレビューの方なんですが、得点は4、4、5、6、でしたっけねぇ(いずれも10点満点)。
ドリームキャストマガジンの方も、あまりいい評価は得ていないようで。
厳しいかもしれませんが、ファミ通に関してはレビュー内容も含めて、まあこんなものかなと思いました。
ビーバー的には、体験版をやった限りでは5点というところでしょうか。
まあ前作(ビーバー的には3点)よりは進化はしたなぁ(
しみじみ…するな)(^_^;)。
製品版をやったらまた変わるかもしれませんけれども。
次にガンガンの記事。
こちらはうって変わって、かなり好意的です(^_^;)。
もっとも、他のゲームのレビューを見ても、否定的な意見はほとんど書かれていない(特にGB版R-TYPE…これもある意味MSX版並だと思うぞ(^_^;))ので、そういう書かれ方されているだけなのかも。
ただ、全ゲームのまとめのところで、レビュアー4人のうち2人が、デス様2に対して良い風に評価していたことや、その内容がちょっと注目かもしれません。
すなわち、撃ちまくったりでストレス解消によい、また画像がリアル(爆発パターン、民間人のリアクションなど)という点がいいようでした。
これもある意味、正解だと思います(^_^)。
あのレビューが一般的なゲーマー(と書くと自分が一般的でないみたい…そうかもしんない(死))に近い視点での感想だとすればなおさら重要でしょう。
初心者モードに対する見解が、ファミ通とガンガンで異なるようですが、おきゃくさまは果たしてどのような判断を下すのでしょうか。
最後に、体験版をプレイした範囲での、自分の総合的な感想ですが…。
まず、画像関連や音楽が進化したのは素直によかったと思います。
ゲームの方は、前作の良さも残しつつ少しは遊びやすくなったかなと思う反面、前作のマイナス面がまだ残っていること(敢えて残した?)、新しさに乏しいこと、難度調整のやり方が今一つ等といった点があり、残念でした。
まあ何のかの言って、結構楽しんでますけれども。
一日越前…もとい、一日ハチコウ(時にユリ、パット)状態というか(^_^;)。
ガンガンのレビューもあながち嘘ではないと思います。
製品版は、買います。
果たして、どのような出逢いが待っているのか。
アーケードスティック補足
(1999/11/24 Update1999/11/25)
実はアーケードスティックで遊ぶには致命的な問題点があることが判明しました!
まず、視点変更できません(全ボタン押しながらレバー操作してみましたが、視点が変わる気配がありません)。
まあこの点は、それでも今のところ大きな問題はない(と思う)のですが、もっと大変なことは、この点とも関係があるかもしれませんが、状況によっては特定の敵には攻撃を当てられないということです。
具体的には、ダッハウ倉庫を、カーソル速度を普通、難易度を傭兵にしてプレイすると、中盤、画面奥のある敵に攻撃を当てられません(敵が画面内に収まっていないわけではなく、攻撃判定が小さ過ぎ or カーソルの移動速度が速過ぎるために、ちょうど敵のいるところに当たってくれないものと思われます)(他の組み合わせでも起こり得る?)!
もちろん、相手はしっかり攻撃してくるので、こちらのダメージは受け放題です。
難度を下げるか、カーソル速度を低速にすれば、ある程度解決可能のようですが…。
せっかく「わーい、アーケードスティックでも遊べる!
レバーもボタンも快適だ〜!!」と喜んでいたところなのに…。
これは痛い、痛いぞエコールぅ〜(;_;)
わざわざ(?)アーケードスティックに対応させたのに、中途半端で残念です。
「もっと調整しろ!」
しかもパッドでも同じ状況がおきるかも。
(1999/11/25)さらに補足。
上記のダッハウ倉庫の倒せない敵ですが、カーソル速度を低速にしても当たってくれませんでした。
そのかわり、チャージショットなら何とか当たってくれるようです、う〜む…。
どちらにせよ、カーソル速度を低速にしてのプレイが望ましいようです。
デスクリムゾン二丁目駅コンコース
デスクリムゾン駅
芸夢線
芸夢駅
西山駅(Top)