自分の体質が東洋医学では、どのような分類になるか見ていただきたいと思います。
「木型の人」皮膚の色が青みがかっている。頭は小さく、顔面は長い感じ。肩幅広く、背筋は伸び、手足の小さい人。性格は、考え事を好まず、心労が多く、力は弱い。秋冬に体調を壊しやすく、春夏は案外元気です。
「火型の人」皮膚の色は赤みがかり、頭は小さく、顔は前に出ている感じ。肩、背、腰、腹に肉付きがよく、手足もバランスよく付いているので、歩行が楽にできる。性格は、せっかちで、肩をゆすって歩く。金銭を大事にしない面がある。よく物事を見通しするが、せっかちで時々失敗する。
「土型の人」皮膚の色は黄色がかり、頭は大きく、顔面は丸い。肩から背にかけて線が美しい。腹は少し大きく、足にも肉付きがよく、走ることは速い。性格は、心が豊かで他人にやさしい。権力はあまり好きでなく、他人の意見をよく聞く。秋冬は元気です。
「金型の人」皮膚の色が白っぽく、顔は角張り、肩、背、頭は小さく見える。手、足、腹も小さい。骨格も小さい。性格は、清潔好きで、心静かなようですが、いざとなるとよく動きます。秋冬は元気で、春夏は弱い。
「水型の人」皮膚の色は黒っぽい。顔は彫りが深く、頭は大きく、顎は角張った感じです。肩は小さく、腹は大きく、いつも手足を動かしている。長身です。人によっては好き嫌いがあるようです。秋冬は元気ですが、春夏は弱いです。
大体5つの型に分けてみました。木型とは、肝の性格を持っていますし、火型は心の性格、土型は胃の性格、金型は肺の性格、水型は腎の性格を持っています。この型の説明に近い人は、その臓の気が丈夫なことになります。例えば木型だと、肝の気が十分にあるわけですが、肝の気が不足して肝の働く作用が低下すると肝の症状を訴える信号を送ってきます。このようなときの治療は、患者の訴えている部分を治療するのでなく、古典に書かれている理論から、病気の原因や五行論などを知らないと正確な治療を行うことはできないのです。生まれながら親から受け継いだ病症もあります。また、他の原因もあります。その病症を細かく診断するには、脈を診て、腹をよく見て、どの臓腑か関係しているかを探り、患者から症状をよく聞くことがとても大切になってきます。これが最大の診断法なのです。
現在では、科学的に反応する医療器が数多く利用されていおり、筋肉の緊張や疲労回復には、大変効果があります。しかし、不眠、イライラ、冷え症、精神不安症候群など、古典の原則が病の体質を上手に導いてくれるのです。そこに魅力と効き目が一体となっているのです。
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