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精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第13・14併合号(2002.2.1)

◆平成12年改正の精神保健福祉法の目玉のひとつ、精神障害者居宅介護等事業(ホームヘルプサービス)が平成14年4月から市町村において実施されることになっています。それぞれの地域で試行事業があわただしく行われましたが、その成果が注目されるところです。利用者にとって身近なサービスへの期待が高まっています。

◆精神保健福祉協会の活動は各構成団体の任意の自発性に依拠していますので、テキパキとは進まないことは事実です。そういう中で苦労を積み重ねていくことが、今後につながると思います。いわるゆコラボレーション(共同作業)ということになるのではないでしょうか。本年は「心の健康を考える講演と広場と映画の一日」という合同事業を3月17日に企画しました。

◆生野先生には「現代青年の心とからだ」と題して講演をしていただきます。17才問題で衝撃を受けたのはまだ記憶に新しいところです。現代青年の抱える問題に思いをはせながら、私たち自身の心の健康を考える一日にしたいと考えています。生野先生が関わっておられる「日本摂食障害ネットワーク」では患者、家族、専門家らの連携を目指しておられます。それぞれの立場の個別性と相互性を意識しておられ、セルフヘルプ活動の新たな広がりを感じます。

◆加藤前会長はアカウンタビリティを強調されました。日本では「阿吽の呼吸」とか「寄らしむべし知らしむべからず」という感覚がまだ根強くあり、なかなか馴染みにくい概念です。本会報紙が「説明責任」の一端を担えるように努めていきたいと考えています。

(滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山 )




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