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精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第11号(2000.12.1)

◆先般の精神保健福祉法改正で地域生活支援センターが単独の社会復帰施設として認められ、二次医療圏に2ヵ所の設置が想定されています。地域の重要な拠点として期待されています。今回は新しくできる3センターから報告を戴いて特集とさせていただきました。

◆医学モデルの縮小と脱施設化、それと表裏の関係にある、生活モデルの拡大、地域での生活支援の充実が、今日の精神保健福祉の大きな流れとなっています。一方、他障害に比べて精神科領域では症状の軽減や再発予防など、医学的管理の必要な部分はかなり多くあります。医療と福祉の密接な連携がますます必要になってくるのではないでしょうか。

◆精神保健福祉法32条の通院医療費公費負担について厚生省で見直し作業が始まっています。32条は比較的長期に渡る通院治療を保障し、治療中断による病状悪化を防ぐのに大きな役割を果たしてきました。しかしノーマライゼイションという掛け声のもと、医療費のきりつめが行われるかも知れません。注意して見守っていく必要があります。

◆今回は会員の声に対して、編集部からの返答をさせていただきました。今後ともこのような形で皆様方とのコミュニケーションを深めたいと思っています。

(滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山 )




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