関連活動

精神保健福祉協会だより 編集後記 抜粋

 第6号(1999.2.1)

◆ 阪神大震災から4年が経過しました。あの時多くの市民がボランティア活動に立ち上がりました。それとの関連性は分かりませんが、いつのまにかボランティア活動が私たちのまわりにも定着してきているのを感じます。滋賀メンタル友の会の奥居さんからはボランティアの経験から文章を頂きました。 

◆ボランティアはどう訳するのでしょう。篤志奉仕家、社会貢献人どれもうまく当てはまりません。義士とすると赤穂浪士になってしまいます。このまま横文字を使っていくしかないようです。これまでどうもなじみの薄い言葉でした。

◆しかし最近のボランティアに参加する人々を見ると、新しい人間関係の可能性を求めて積極的にに参加されている気がします。時代の閉塞感がそうさせるのかも知れません。単に困っている人を助けるという一方通行の関係でなさそうです。

◆おりしもNPO(非営利組織)法が昨年12月1日施行されました。税制上の課題は残っていますが、ボランティア活動への追い風が吹いています。これからは誰かに何かをしてもらうことを期待するだけでなく、自分達が現時点で何が出来るのか考え、実行していくことが求められている気がします。

◆ 今回は新年にちなんだ短歌です。義隆さんは長い闘病生活を経て、単身生活を目指しておられます。 

   正月に救急車の走り行く 無事を祈りて寝返りをうつ (義隆)

(滋賀県精神神経科診療所協会 上ノ山 )




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