オリジナルvsアレンジ

(New:1998/4/17 Update:1998/11/9)
先日、あるゲームのCDを買いにCD屋に行ったところ、お目当てのCDがなかったかわりに、前から探していて見つからなかった「わくわく7」のCDが見つかったので、「せっかくだから」買ってしまいました。

わくわく7リンク集を作っている過程でいくつか見られた意見に、「わくわく7の音楽はNEOGEO版(オリジナル)の方がサターン版よりよい」というものがありました。 自分はサターン版の音楽は好きだし、オリジナルの方は雑踏であまり聴けないんだけど、サターン版に比べると…と思っていました。 で、今回、事の真相を確かめるという理由もあって買ったわけです。

で、NEOGEO版の感想。 「おお、良くも悪しくもNEOGEOだなぁ。 FM音源まるだしで、PCMのサンプリングが苦しくて…。 特にダンディのテーマとエンディングテーマが(ギターのサンプリング(多分)が苦しくて)泣けてくるなぁ。 ティセの音楽聴いてると何故かイースII(PC8801版)を思い出すなぁ。 それでも曲自体はいいなぁ。 ポリタンクの曲はやっぱり笑えるなぁ(良い意味で) 云々」

というわけで、個人的にはやっぱり、「悪くはないんだけど、サターン版に比べると…」でした。 あと、わくわく7の音楽は、どちらかというとNEOGEOで鳴らすにはやや不適当(サンプリングに頼らざるを得ない、FMがイマイチ似合わない)なのかなぁとも思います。 各種ギターとかハーモニカとか歌とか…。

サターン版はどうでしょうか。 普通に考えれば、FM + PCMよりCDの方が、音作りの自由度が高いでしょう。 ただ、自由度が広がる分、アレンジャーの能力が問われるものだと思います。 で、一般にゲーム音楽のアレンジ版というものは、必ずしもオリジナル版よりいいとは限らないのですが、わくわく7のアレンジはそれもうまく出来たと思います。 サターン版の詳しい感想(音楽など)はこちら

NEOGEO版はNEOGEO版でいいのだけれど、サターン版はCDの強みとアレンジャーの能力(曲に対するイメージが明確だったのかな)によってパワーアップしていた…というのが僕の結論です。

(1998/11/9) にんざぶろーさんのサイトによると、サイトロン1500シリーズは、ノイズが多いのが難点だそうです。 で、このわくわく7(NEOGEO版)のアルバムも、確かにノイズが多くて辛いです。 というわけで、NEOGEO版は本当はもう少し音がいいかも知れません。 まぁ、僕はそれを差し引いても、サターン版の方が好きなのですけど。
そういえば、以前買った「ASO II」のアルバム(これもサイトロン1500シリーズ)もノイズが多くて辛かったなぁ。 それでも、わくわく7(NEOGEO版)よかかっこよく聴こえたような(^_^;)。
サターン版のゲームCDを、よくドライブのお共にするビーバーでした。


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