(石田営農組合)
○豆
令和5年度は、麦跡約480aに大豆を栽培。
大豆の播種作業などは天候に大きく左右されます。
今年の梅雨入りは5月29日で7月20日頃の梅雨明け予想。
前作の麦刈りが6月4日から7日でしたが、足場が悪い中での刈り取り作業でコンバインのキャタピラー跡が深く、
降雨により水たまりが生じ、その後の好天でも中々大豆が播種できる状態にならず苦慮した播種作業でした。
品種は例年同様のコトユタカA1(9kg/10a)、肥料は無し、除草剤(エコトップP細粒材Fまたはクリアターン細粒を7kg/10a)播種
従来、播種作業前に1回全耕をしていましたが、麦跡の降雨などにより全耕と言うより排水を改善するため溝切を実施(全耕の代わり)に。
播種機はR4補助事業(国産小麦増産)で購入した新品(播種量の調整に苦慮) | |
8/11除草剤散布(JA委託) | でも、雑草は生えます。 で結果2回全圃場で人海戦術で除草 |
9/14 大豆無人ヘリ防除(ドローンにて) | |
11月に入り葉も落ち刈り取れる状態に | 11/23からJAに刈り取り委託 |
令和4年度は、麦跡約418aに大豆を栽培。
大豆の播種作業などは天候に大きく左右されます。
今年の梅雨入りは6月14日で7月14日頃の梅雨明け予想。
ところが例年になく梅雨明けが6月28日と早く、品種コトユタカの播種適期の7月1日から播種作業開始。
(全耕は間を開け、雨が挟まると播種作業が出来ないので、天気予報とにらめっこで2日前に実施)。
2日目でほぼ作業を完了するも、台風4号関連で3日からの長雨(梅雨戻り?)で一部のほ場で発芽不良が発生。
麦の雑草により高刈りのあと全耕するも 表面に草が多く残る |
大豆播種は種子の大豆と除草剤散布のみで 肥料は無し |
7月1日・2日の酷暑(急遽シェルターを購入) | 地面近くは 50.3℃! |
7月15日の様子(播種後の悪天候で発芽不良発生) | 7月19日の豪雨後の様子(排水が追い付かず冠水状態) (結局、例年の梅雨明け時期と同じ7月20頃まで悪天候) |
ほぼ5条とも発芽した圃場もあれば | 半分程度だけ発芽のほ場 |
0~1列のみ発芽のほ場(圃場により差が大きい) | |
8月8日ビーグル(自走式大型農薬散布機)にて除草剤(大豆バサグラン+ポルト)散布 (希釈して100リットル/10a散布……背負い式動墳(15リットル)ではとても出来ませんので アグリサポートに委託) |
|
雑草のオオイヌタデ | 雑草のアメリカセンダングサ |
最も厄介な雑草のイヌホウヅキ (成長し実が黒くなると刈取時に豆を汚損) |
今年は8月の除草剤散布が効いて雑草少な目 (若手を中心に4人・1日で主な雑草を除去完了 10/22) ……と言っても刈取前に再度イヌホウヅキの除却必要 |
11/12 だいぶ葉も枯れてそろそろ刈取時期 (刈取前に汚損の原因となるイヌホウズキの除去作業……8月の除草剤散布のおかげで今年は少ない) |
|
葉っぱもほぼ落ちて11/19から大豆の刈り取り(JAに委託) | |
令和3年度は、麦跡約445aに大豆を栽培。
昨年度は雑草の繁茂防止のため、麦刈り後、速やかにトラクターで2回全耕をしましたが、例年にない梅雨の
長雨で、雨が耕土に浸み込み、乾燥し播種できる状態になるには、例年より1ヵ月以上遅くなり、遅蒔き対応の
「フクユタカ」に品種を変えましたが、結果は散々で、収穫前の鋤き込みとなりました。残念!
今年も天気予報とにらめっこで、全耕・播種日を色々検討しましたが、早い梅雨入りで例年の2回全耕は無理
と判断(1回に)。昨年同様に連続して”せめて雨が降らない日”を天気予報で検討しましたが、当日が近づくに
つれ天気予報は大きく変わり、予定は混沌!
結果、今年は2台のトラクターで全耕後、即、播種の方法に変更。全耕1回で湿気のある状態での播種は、
播種機のトラブルや上手く播種できるのか心配はありましたが、何とか連続して3.5日で播種が完了。ホッ!
令和2年度は、麦跡約547aに大豆を栽培。
雑草の繁茂を少しでも抑えるために、麦刈り後、トラクターで速やかに全耕を実施。
ところが、今年は例年にない梅雨の長雨(6/10~7/31・梅雨明けが例年よりも10日遅れ)で、昨年の播種日
(6/25~7/6)に比べて、1カ月以上遅い8/5~8に実施。
播種遅れに伴い、今年は播種期限(蒔く時期)の遅い「フクユタカ」に品種を変更。
それでも通年の収穫が得られるかは不安。
梅雨明け前の7/28の圃場の様子(とても播種作業は無理) | 品種を例年の「コトユタカ」から「フクユタカ」に変更 |
長雨で雑草繁茂の予防に全耕したことが裏目(雨が染み込み乾かない)に出て梅雨明け5日後の8/5に播種開始 | |
トラクターにサギの子供が付いてきます(カエルの子供が飛び出て”パクリ”と……賢い!) | |
約2週間後(8/19)の様子 余り生えていません・背も低いです | |
約3週間後(8/29)の様子 やはり余り生えていません・背も低いです | |
このまま生育しても思うような収量は見込めず、今後の経費、関係機関と協議の結果を総合的に判断して、 今年の収穫は諦め、残念ですがやむを得ず鋤き込む(9月上旬)こととしました |
平成31年度(令和元年度)は、麦跡約480aに大豆(品種は今年も”ことゆたか”)を栽培
無肥料・除草剤同時散布により省力化と効率的肥培管理に努め収益性の向上を目指します
平成30年度は、麦の後、約520aに大豆(品種:ことゆたか)を栽培。
無肥料栽培により省力化と効率的肥培管理に努め収益性の向上を目指します。
例年よりも早く梅雨が明け、大豆の播種作業は酷暑の中7/13~16に実施しました | |
10/14 ”枝豆”適期になりました | |
(写真) | 豆の刈り取りは専用のコンバインが必要で外注 (気が付けは刈り取り作業が終わっていました) |
(以下は平成29年度の様子)
麦刈り完了に伴い、豆まきの準備 6/13 | |
大豆の播種開始 7/11 | 大豆の品種は”ことゆたか” (今年は”鳥害予防”の忌避剤無し(コスト削減)) |
除草剤も同時散布 | 除草剤は回転する円盤で均一に散布されます |
梅雨明け前で、雨の間を縫っての作業となりました | 播種後、降雨もあり1週間ほどで芽が出てきました |
7/30の豆の様子 | 8/27 豆の空中防除(ラジコンへり) |
9/2の豆の様子 | まだ豆は大きくなっていません |
10/27 豆の様子 | |
雑草の実(青黒い汁)が豆に付くため雑草の除去作業を実施 11/11 | |
豆の刈り取りはJAおうみ冨士に委託(写真はヤンマーの汎用コンバイン) | |
クボタの汎用コンバインと2台で刈り取り |