Updated Aug/15/1997

インターネットのガチャコン


第0話 イントロ

(机の奥からドラえもんが.?)


     インターネットのホームページで、「がんばれ近江鉄道 (僕らのガチャコン電車)」をオープンしてまもなく1年経とうとしています。 延べ約4千人の方にご来訪頂き大変うれしく思っています。
郷土滋賀県の匂いがぷんぷんするようなホームページが作りたくて始めた訳ですが、 なぜガチャコンになったのでしょうか。ぷんぷんするもので滋賀県の名物を紹介するのなら「鮒鮨の漬け方」でも紹介すればいいのですから...
さて、私のホームページは、当初、たまたま机の奥から見つかった数種のガチャコンの記念切符集、 鉄道ファン(マニアでは無い!)の長男よりいろいろ聞いた事、それと少々の息子の写真のストックを付け足し、 それらをベースに細々と始めたのでした。
その後、たくさんの友人の貴重なサポートを得て、バージョンアップを重ねてきました。 自己満足で終わってしまいがちなホームページの制作ですが、もう一度覗いてもらえるコンテンツにすることを一番に心がけています。

美しい万葉のふるさと蒲生野をウイーンと甲高い釣り掛けモーター音を響かせ、 ガタゴト走るガチャコンに一番魅せられます。 少年時代に誰もがもっていた単なる鉄道への憧れだけでは無く、 そこには郷土を愛する気持ちと鉄道のメカニカル的なおもしろさへの興味、長い歴史に培われた、 人々とのかかわりに惹かれるものがあるからなのです。そして、インターネットが発達し、 誰もが簡単に世界中に情報が発信できる時代になって、とにかくひとつやってみようと思ったことが、 私自身を継続的にドライブしているのだと思います。

この「OH-Ming」14号が出る頃には、ホームページに「ガチャコン倶楽部」の紹介コーナーを設ける予定です。 電気と紙面の二つの媒体の良さを探し出し、非力ながら更なるガチャコン倶楽部の飛躍のお手伝いが出来ればと思っています。

読者の方で、まだご覧になっていない方、チャンスがあれば、ぜひ一度ガチャコンのホームページへお立ち寄りください。 ニュースなもの、歴史もの、動画、サウンド、車両の紹介、松宮さんの水彩画などなどテンコ盛りです。 マニアっぽいところも少しありますが、地元の一利用者としての視点を大切にしたいと考えています。 お土産にウインドウズ用のスクリーンセーバーがゲットできますよ。マックな方ごめんなさい。

次にホームページから一部コンテンツの紹介をしましょう。


第1話 ガチャコンの廃線跡をたどる

(築堤は残った?)


     トワイライトゾ−ン(TLZ)ってなんでしょうか? 黄昏時や中間地帯などと辞書にはありますが、 鉄道の廃線跡や、取り残された古い鉄道に関するオブジェクトをさす事が鉄道ファンの間では一般的です。 最近、このTLZを古い資料などをもとに、探し歩くのがちょっとしたブームになっていると聞きます。 皆さんも錆びた古い線路が引いてある鉄道の廃線跡などを見つけた時、 なにか心ときめくものがあるのではないでしょうか?。

ホームページにも「トワイライトゾーン」というコーナーを設けてあります。 近江鉄道の廃線跡やちょっとした不思議なものをマップと写真をつけて簡単に紹介しました。 以前、「OH-Ming」でも読者の方の質問で出ていましたが、このあたりの謎を解く鍵がぜーんぶ載せてあります。
載せた以外にまだまだ不思議なもの、廃線跡もあるかも知れません。 いやきっとまだまだあると思います。現在10個所の紹介があります。 これらでガチャコン100年の歴史をちょっぴり感じることができるでしょう。

現在は11番目の「幻の飛行場線」のページを取材、編集しています。 飛行場線というのは正式な呼び方ではありませんが、八日市鉄道(現在の近江鉄道八日市線) の新八日市−御薗(飛行場)間に鉄道が敷設されていた頃の話です。 みなさんのなかで、”こんなんもトワイライトゾーンとちゃうか”というのがあれば是非お知らせください。 彦根駅の電車庫や高宮駅の貨物ヤードそのものもTLZだという話もありますが..。
皆さんもTLZを"足"がかりに滋賀の再発見にチャレンジしてはいかがですか?


第2話 近未来のガチャコン

(走れ!特急 たろぼう号)


     過去を振り返るのも重要なことで、たいへん味わいがあります。 たまにはずーっと先のガチャコンのことに思いをめぐらすのもいいのではないでしょうか。 ..てな訳で近未来の”バーチャル近江八幡駅”のページをとりあえず開設しました。

友人の内田さんのパワーマックによる3Dグラフィックが秀逸なのですが、 VRML(インターネット上での3Dの手法)はちょっと手強く、いろいろ問題があって、 現在のところはアニメーションGIFでその代用としています。 2010年のガチャコン近江八幡駅を想定して、ちょっとしたバーチャルな空間を作ってみました。
ベージュとラズベリー色の湘南窓の電車やED14が登場していますが、 永遠に消えることがないガチャコンのイメージが私の心のなかにあるからなのです。
このなかで登場する ”米原−貴生川−信楽−木津”ルートの高速鉄道建設の話は、 新聞の正月特集などでよく載りますが、びわこ空港と同じく実現は?なのですね。 おっと、東海道新幹線湖東駅も忘れちゃいけませんね。まあ夢のような話ですが..。 皆さんもこのバーチャル空間へワープしに来てください。 また、このページのご感想、ご意見お待ちしております。


All text written by Haruki Kawagishi
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