アメリカ レポート2 | 写真集 |
<<ユタ州旅行記 in 2001/10>>
10月の祝日(Columbus Day)+土日の3連休を利用して、ユタ州南部に
あるアーチーズ国立公園とキャニオン ランズ国立公園に行ってきました。
(ユタ州は別名 State of Rockとも言われ、7月に行ってきたザイオン、
ブライス キャニオンも含め、非常にユニークな国立公園が散在しています。)
本来なら、飛行機でソルト レーク シティまで行って、そこからレンタ カーと
いうのが一番楽な方法なんですが、今回は例のテロ直後という事もあって
飛行機は避けざるを得なかった為、ここフェニックスから車を飛ばして行きました。
1. アーチーズ国立公園
朝5時前に自宅を出発、高速をひたすら北東へと走り、7月にも行った
モニュメント バレーを横に通りすぎ (ここまで約5時間弱)、更に北に
2時間強で、昼頃に公園に到着。
アーチーズとは、その名の通り、岩でできたアーチが一杯ある所です。
アーチのみでなく、巨岩の集合体もあって、それぞれ「バベルの塔」、
「シープ (羊)ロック」等の名前がついています。
それら巨岩の集団を見た後、園内の道路に比較的近い場所にある
「バランス ロック」の所に到着。
御覧頂けると判ると思いますが、大きな岩が2つ組合さったもので
上にある岩(「子岩」)は、今にも落ちそうです。
実は、この「子岩」の上には、昔、更に「孫岩」が乗っていたそうですが、
1950年代に落ちてしまったとの事です。
この「子岩」もいずれは落ちる運命にあるそうで、兎に角、見れる内に
見れてよかったです。(昨年末の世界貿易センターも、そうでしたし。)
初日は、この「パーク アベニュー」と「バランス ロック」等を見た後、
アーチーズの目玉である、「デリケート アーチ」を見に行きました。
アメリカには、幾千となく、岩のアーチがありますが、この「デリケート
アーチ」は、最も美しいアーチだと言われています。
園内の道から外れた所にあり、車を止めてから、坂道をひたすら
1時間ほど歩いて行かなければ見れないのが難ですが、アーチーズに
来たら、このアーチは必ず見るべきでしょう。
夕日に赤く染まるアーチは、素晴らしいの一言です。
2日目は、再び、午前中を費やして、園内のトレイル(ハイキング道)を
歩き回り、「ランド スケープ アーチ」、「ダブル オー アーチ」等、
数々のユニークなアーチを見て回りました。
(その他、「サンド デューン アーチ」、「ウォール アーチ」、「パイン ツリー
アーチ」、「眼鏡」等々)
これらのアーチは、全て園内の奥まった所にあって、かなりの距離を
あるかないと見れなかったのですが、結構楽しかったですよ。
ここは最近、日本でもツアーに組込まれる様になったみたいですが、
色んなアーチを見るには、最低でも丸一日は、必要でしょう。
Trip Report (1)の続きです。
2. キャニオン ランズ国立公園
2日目、午後アーチーズを離れキャニオン ランズへ。
ここは、非常に広い公園で、主に3箇所の入り口があります。
2日目はアーチーズから一番近い所(車で20マイル程度)から
入園。
ここは別名「アイランド イン ザ スカイ」と呼ばれる所で、大地の裂け目と
大空のコビネーションが成す風景は壮観の一言です。
正確にはキャニオン ランズではないのですが、同系統の公園で
デッド ホース ポイント州立公園も、ついでに見てきましたので
この写真もお送りします。
コロラド川と渓谷のうねりが素晴らしいでしょ。
(個人的には、グランド キャニオンよりスゴイと思います。)
ここは国立公園では珍しく、園内を4駆車で乗り入れできます。
というか、4駆車でないと乗り入れられない所、見れない所が沢山あって、
自家用車(JETTA)で来た私にとっては、ちょっと消化不良気味。
近くの街でレンタ カーを借りる事もできるようなんですが、時間の
都合で、今回は諦めざるを得ず。
今回はアーチーズがメインという事で自分を納得させました。
次があれば、バギーで園内を疾走してみたいです。
最終日(3日目)は、モアブ(言い忘れましたが、アーチーズ、
キャニオン ランズ双方を観光する時の拠点となる街です)を
後に、フェニックスまで帰路につきました。
この途中、キャニオン ランズの、もう一つの入り口である、
「ニードルズ」にも立ち寄ったのですが、ここも園内の道路沿いの
観光ポイントは少なく、ハイキングでもしないと本当に素晴らしい
景色は見れないそうです。
どのコースも往復6時間くらい掛かるそうで、残念ながら遠景のみで
我慢せざるを得ず。
再び、モニュメント バレーを横目に、車をぶっ飛ばし、約7時間で
無事フェニックスまで到着。
実に往復1,200マイル (約1,900Km)と、走り応えのある旅でした。
車で走って、公園を歩き回ってと、非常に疲れましたが、日本では
絶対に見られないものを見れましたので、満足してます。
但し、岩はチョット見飽きてきた感もありますので、今度は、水とか森とかを
見たいですね。
<< ホワイト サンズ & カールスバッド in 2001/11>>
さて、今週の感謝祭の4連休を使って、ニューメキシコ州に
あるホワイト サンズ国定公園とカールスパッド鍾乳洞国立
公園に行って来ました。
これも、本来であれば、エル パソ(南に10マイルでメキシコと
いう国境の街)まで飛行機で行って、そこからレンタ カーと
いきたかったのですが、結局飛行機を避けて、またしても
車でのロング ドライブとなりました。
1. ホワイト サンズ国定公園
今回は今までと異なり、フェニックスから南東方面に車を走らせる事
約450マイル、約6時間で公園まで到着。
フェニックスから北に行く場合、途中、高低差が大きいので、景色が
砂漠/岩、針葉樹の森、草原と色々変るのですが、南東方面は、道が
フラットな為、景色が変らず。砂漠/岩と若干の草原ばかり、しかも
殆ど直線という、非常に刺激が薄い道のりでした。
まぁ、道は国道10号線という、かなり広くて飛ばせる道がメインだったので
そいういう意味では距離の割には、早く走れたのですが、何度も走りたいと
思う道ではありませんね。
ここホワイト サンズは最近NHKで、特集が組まれた様で、日本人の間では
かなり人気が高まりつつあるみたいです。
当日は、感謝際ズバリという事もあり、寧ろ米人の観光客は少なめ
{米人は、感謝際の日は、家族で集まって夕食(御存知の通り
七面鳥がメイン)を採るのが一般的だそうです}で、日本人の方が、
多かったと思います。
ここは世界でも類を見ない、石膏の結晶による砂地で、本当に一面
「まっしろけ」です。
遠目で見ると、殆ど雪景色の様です。
園内の道路も一部は、この白い砂を固めてできており、まるで
アイスバーンを走っている様な錯覚に捕われます。
(駐車場も真っ白です。)
風も強く、この砂地をあるいていると、所々、砂が波打って、幻想的な
風景を醸し出します。
ここに来てからは、暫く砂地に座り込んで、ただただ、ぼんやりと
砂の流れを見ていました。
一応、ハイキング コースもあって (当然、道はないので、所々に
目印の棒が立っている)、それを歩いていくと、何か、別の世界に
いる様な感じでした。
レンジャーから、この砂漠の形成過程や、ここに棲息する動植物の
説明を受けつつ見る夕日は、また格別のものでしたよ。
2. カールスパッド鍾乳洞国立公園
さて、初日は半日ホワイト サンズを見て、近くの街(アラゴモードという
所)に宿泊。2日目の朝、そこから南と(実際は東->南->西と、山を
迂回しつつ、ぐるーっと回る感じで)、車を走らせ、約3時間で
カールスバッド鍾乳洞国立公園に到着。
鍾乳洞自体は、秋芳洞を見てから9年ぶり。
(学生時代は、当然、河内の風穴にも行きましたよ。)
洞の中身自体は、これらと大して違いませんが、規模はスゴイ。
地上の穴から、下まで約230m!!! (行きは徒歩。帰りは
エレベーター。因みに、行きは途中で膝が笑いまくり・・・。)
地下には、とてつもなく広い空間があって、いろんな形の
鍾乳石があって、やっぱり面白かったですよ。
中では、レンジャーの先導のみでいけるツアー (実際に
懐中電灯付きヘルメットを被って洞を徘徊するものもあり)も
あって、楽しそうです。
僕も簡単なツアーに参加しましたが、途中、レンジャーの
人が、回りの電気を消して、本当の暗闇を見せてくれた
時は、結構、面白かったですよ。
本当の闇など、めったにお目に掛かれない(?)ですから。
実は、ここは、できれば夏に来たかったんですよね。
夏の方が涼しく感じて、気持ちいいってのもあるんですが、
ここの最大の見せ場は夏しか見られないんです。
それは、何かといえば、「蝙蝠の飛翔」なんです。
夕方になると、何十万匹という蝙蝠が、エサを探しに
一斉に洞窟を出る光景が見られるそうです。
冬は、蝙蝠はメキシコに渡ってしまう為、これが見られないのは
少々残念でした。
次は(機会あれば)、夏に行ってみたいです。
その時は、一匹捕まえて、ござれにお土産として持っていきます。(?)
因みに、ここの写真は、園内の入り口の看板のみです。
実は私のデジカメはフラッシュが弱いらしく、洞内は、まともに写せず。
(スロー シャッターでも、電灯のライトが当る部分だけ、やたら光って
全く風景にならない。)
非常に残念ですが、致し方ないですね。
日本に帰ったら、もっといいヤツを買いましょう。
2日目は、鍾乳洞と同じ名前の街に宿泊。
それから東に向かい3日目はエル パソの高級ホテルで宿泊。
本日4日目にエル パソから6時間かけてフェニックスに到着。
総走行距離1,350マイル (約2,200Km)の旅でした。
次回は、年末年始の旅のレポートを入れる予定です。
場所は、トルコとメキシコの間で、まだ揺れています。