そういえば、そろそろチョコレートの季節か。 1年に1回訪れるチョコレートが数多く出てくる時期が丁度この時期なのだ。 元々冬場になると多くなるものではあるが、この時期になると更に増えてくる、主に包装されているものが。 何が楽しいかといえば日頃食べれないような高級そうなチョコレートを食べられるのがいい。 お酒入りのチョコレートとか今年も色々あるんだろうな。…当然だが残念なことに遺跡の中では調べようもないのだが。 その中の一番の私の好みはビターチョコレート。カカオは70%以上が望ましいが、99%だけは勘弁願いたい。 せっかくのお菓子だから食べるの楽しめなければ意味ないではないか。 まぁ、どうしてチョコレートがこんなに出てくるのか、由来は綺麗さっぱり忘れてしまったが。 とにかくお世話になっている人にプレゼントをする日でよかったのだよな? 決して自分で買って楽しむ日ではないのは確かだったはずだが……まぁ、いいか。 チョコレートケーキとかチョコレートパフェとか食べたいなー。食べたいなー………。 いや、食べすぎはよくないとはわかるけど。 …………。 ……お腹すいたなぁ。(ぐー) てか、こんな話題を食事抜きの時に書くものじゃない。これは拷問か何かか。 チョコでなくても何か食べたくても食糧が不足しているっていうのに。 それに「(ぐー)」って何だ。効果音とか日記に書く必要あるのか。何考えているんだ私は。 そもそも途中のモンスターがおにくを全く落としてこなかったのが原因だな。 おにくを食べることは色々と考える部分は多いのだが、こうお腹が空いてきたらそんなことは言っていられない。 少しでも長く滞在するには今日は食事を抜く日と決めたのだ。まぁ、アレだ。1日抜かして痩せて体重落ちると思えば…… ……いや、もう深く考えるのはやめた。いつものいっておこう。 *** ここからレポート用。 *** いつものように習得した魔法について話してみよう。今日は呪印という魔法だ。 この魔法はこないだの大乱戦で使ってみたがなかなか便利な魔法だと感じた。 何しろ相手のHPを徐々に減らしていく効果を付加できるのは大きいと思う。 しかもこの魔法は1人だけではなく相手全員にかかるのは今後も色々と使えると思う。 難点はやはり消費SPだろうか。何の略だったかまた忘れてしまったが。 この魔法を使える回数は現時点では決して多くない。せいぜい3回使えるかどうかだろう。 もちろん、ブラックスターよりはマシだが…。どちらかといえば切り札に近い魔法だ。 この魔法でサモン・ダーククラウドみたいに0にならないだけいいとしよう。 それでも不安はあるのだが…。さすがにカースを使えない状態は本末転倒だしな。 で。今日の相手は牙蜥蜴と巨大蟻の相手だった。1匹と2匹。この間と同じ編成だ。 もちろん今回もさすがに牙蜥蜴を狙いにいったが、さすがに私たちが牙蜥蜴の反撃を受けないまま倒すことはできなかった。 牙蜥蜴の怖い攻撃名はビーストファングという。…と、いっても他の攻撃を受けたわけではないからまだ決まったわけではないのだが。 とにかく技や魔法の源、エネルギーといえばいいだろうか。SPを奪う攻撃をしてくるのが非常に面倒だ。 確かに休めばある程度は回復するものではあるが、戦闘中に奪われると使いたい魔法や技が使えなくなるのは恐ろしい。 そして休憩しても1日で全快…というのは厳しいのだろうな。そう考えると非常に嫌らしいモンスターだ。 この次は3匹で来るから全力でいかないと色々しんどいのが予想できる。間違いなく。 しんどいといえば目の前にいる番獣……でいいよな。紅い翼を持った大きな獣が2匹いるのが非常にやっかいだ。 流石にこのまま突撃するほど無謀な思考はもちあわせてないので、私たちは丁度1歩手前のところで態勢を整えることにした。 今の段階では倒すことができるかどうかわからない。もちろん残り食糧の問題もあるが。 それでもできる手は打っておきたい。直前で休憩を取って態勢を整えるのも最善を尽くすとあってのことだ。 そして、その辺りはさすがに経験者は違うと思うのだ。どんな時でも適切な判断を下せて、かつ冷静でいられることは見習うべきことだと思う。 冷静さはともかくとしてだ。適切な判断を集団に的確に伝えることは私にできるのか? 今まで私がそういう指示や指揮を取ったりするのは緊急時以外はあまりない。 魔術師ならばそういう指示を出せないといけないのだろうが…どうだろうか。少し心配でh─ ああ、もう時間か……仕方ない。続きは次の機会に書くことにしよう。 (*ナミサの日記〜12日目抜粋)

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