探索17日目

未だ誰も足を踏み入れていない地点。 もしかするとこの場所に宝玉が…とも期待もあった訳やけど、大方の予想通り、通路の先は下へと続く階段になっとった。 まぁ、予想しとったしがっかりなんてしてへんわ、言うたら嘘になってしまうかな。 他の場所にも何箇所か階段が確認されとる言う話やが…この階段は番人がおって守っていただけに、このまだ先に宝玉があるいう感じ…なんやろうか。 番人の少年は、頼まれた、とか言うとった気がする。 この頼んだ人物が、仮にあの人を食ったような手紙を送ってきたヤツやったとしたら… 何にも関係のあらへん場所に、番人の一つぐらい置いてもおかしくなさそうな気もするなぁ。 番人が居った言うことに対して意味を考えたりすること自体がトラップなんかもしれへん…とか思うのは少々捻くれ過ぎなんやろか。 まぁ、考える言うのも性にあわへん。何とかなるやろ。 近接格闘術の方は…まぁ、何とかかんとか、言うたところやろか。 技の類やらは上手いこと盗んだはエエけど使いこなすには、やっぱりまだまだ時間がかかってしまいそやな。

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