---------------------------------------- DAYS 7  BODY CONDITION .......... 65%  ENERGY LEVEL ............... 99%  FATIGUE .............................. 75% ---------------------------------------- 「こんにちはァーーーサンタさんですよ おめェ達にプレゼントをなすりつけて行く 拒否はできない いやできるけど どっちだ」 スリープ中にこんな壮齢の男性の声を聞いたような気がしました。 スリープが解除されて意識が明瞭になると、 横に大きな、赤色を基調とした包みが置いてありました。 不審を抱くことなく開梱すると、中には赤地に白いファーのついた服が入っていました。 さらに確認すると、傍にカードが落ちていました。 『ドレスの準備ができましたのでお届けいたします…』 といった文面で始まる、クリスマスパレードの招待状のようであります。 ワタシはそういったものに参加するという意思を表明したことはなかったはずですが… この服は質もよく、動作を極端に妨げられることもないようですし、 スリープ中に現れた謎の男性の件も何故だか無視できないため、とりあえず着用してみることにしました。 服の裏地には奇妙な文字が刺繍してありました。…『10/39』? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― このまま南西方向へ進んでも、魔法陣を発見する前にスタミナが尽きて中途帰還を余儀なくされる… という懸念がコミュニティ内で挙げられました。 我々より1日分の距離を先に進んだ者たちから得られた情報によれば、この先に魔法陣はないとのこと。 残された力で移動し、最もメリットのある地点はどこか…それを考慮した結果は。 山岳地帯で1日停留し、しかる後に北方にあるという魔法陣に到達、パターンを記憶してから帰還する。 このプランが最良であろうという結論に達しました。 山岳地帯をどうやり過ごすかが課題になりますので、対策は追々考えねばなりません。

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