ある意味「ゲーム」に縛られたゲーム
エイティーンホイーラー
★★★ AMERICAN PRO TRUCKER ★★★
■○■■■■■ 18ホイーラー ■■■■■○■
瀬賀
SEGA
EIGHTEEN WHEELER 業務用
ARCADE

(2000年4月25日開業 2000年5月15日改装)

エイティーンホイーラー

ジャンル レース
メディア 業務用
メーカー セガ
発売年 2000
進行度 2面 (2000/5/15)
概要 コンボイを操るレースゲーム。 単に速く走るだけでなく、なるべくぶつからないようにもしないといけないらしい(積荷へのダメージ)。 ライバルトラックも登場。 スリップストリームの存在を強調しています。 クラクションで道を譲らせる事が出来るようです。 あととにかくでかい筐体。 基本的にトレーラーの運転ごっこを楽しめるゲームだと思うのですが、「ゲーム」を意識し過ぎた作りがそれを殺しているかも。

近況 (2000/5/15)


まずその筐体の大きさにびっくり!
コンボイの運転台部分をイメージしたものでしょうか。 実際、2人まで乗れて、それでもまだスペースにかなり余裕があるのですから、その大きさが分かりましょう(定員2人までと書かれてあります)。 幅だけでなく、シートの高さもかなりのものです。 さらに本物のトラックのような、でかいハンドルもついています。 モニタに映るゲーム画面のドライバーズビューも臨場感あります。 総じて、とてもトラックを運転する気分になれます。 これがこのゲームの大きな特長でありましょう。 ああ、ちなみに、2人同時プレイは出来ません(クラクション係とかの役割分担は出来るかもしれませんが)。

かくして、大型トラックな演出にわくわくしながら、こいんいっこいれたのでありました(…あ、こいんにこだったかも…1プレイ200円)。

視点はドライバーズビューとリアビューから選べるのですが(ゲーム中にも切り替え可能)、やはり、ここまで筐体&ドライバーズビューが気分いっぱいなら、ドライバーズビューでやらなきゃだめでしょ! ってことで、まずはドライバーズビューで挑戦。
るんるん気分でおっきなハンドルを全身で動かして、高いドライバーズビューから道や小型車を見下ろしつつハイウェイに進入。 大きな物体を動かしているという緊張や迫力を感じながら直線を走っていきます、どどどどどど…。 ライバルカーとかもあるけど、とにかくこの筐体&ドライバーズビューの臨場感だけでも幸せ幸せ…。

お、ちょっときつそうなカーブが見えてきたぞ。 …んー、この位のカーブ&速度ならノーブレーキで行けそうだ。 ではハンドルを、んしょ、よいしょっと…あ、らら? (どっかあ〜ん!!)うあやっちまったよ! スピードまだ出し過ぎだったのかなぁ? それともハンドルまわすの遅かったのかなぁ。 ほら大型車ってロックトゥロックが大きいから。
…後悔しててもしょうがない、早く本線に戻らなきゃ。 せっせ、せっせと…(ぐにゃぐにゃぐにゃ…)あわわ、曲がり過ぎですぅ!!(…どっかぁ〜ん!!) うあ今度は一般車を巻き込んじまったよ。 そっか、トレーラーだから急ハンドルには気を付けなって事だな。 う〜ん、面白そう。
おっと、感心してる場合じゃないぜ、早く進まなきゃ。

…2…1…臨界突破…

CONTINUE?

え? 番組打ち切り? (©スペースチャンネル5) そりゃちょっと短すぎるんじゃないの? まあ、今回はちょっと余計な失敗しちゃったかなぁ。
気を取りなおして、もう一度始めからチャレンジ!
今度はまた急ハンドルで失敗しないよう、トレーラーの動きを観察するために、リアビューをメインに使う。 確かに動きが分かりやすくなったぜ、よしよし…けど…なんかつまんない。 ゲーム的には無意味どころか有意義になっているはずなのにね。

そうこうしているうちに、前回のプレイで最初にぶつかった、例の急カーブにさしかかりました。 今回はリアビューのままです。 「よし、今回は速くハンドルをきるぞ…うおりゃあああああああああ…あああ?」 そして見事にタイヤを滑らせて再び壁に激突するマイトレーラーの姿を、リアビューはしっかり捉えていた…。

「くっ! やはりスピードの出し過ぎか。 だが一度の失敗なら、なんとか最初のエリアはクリアできるはず。」
前回のように曲がり過ぎないよう気を付けながらハンドル操作。 ああ、トレーラー操作な気分。
「よし、今回は素早く直進復帰できたぞ! さあ、アクセル全開…」
…2…1…

CONTINUE?

「なんでぢゃあ〜〜?!?!(;o;)」

まあ、結局、このゲームの惜しいところは、「ゲーム」にとらわれ過ぎたことじゃないかなぁ。 具体的には、序盤からタイムが厳しすぎるって事かな。 せっかくこれだけ、トレーラー運転ごっこのお膳立てが出来てるんだからさあ、もっと「遊びたい」というか。
このゲームに限らず、セガのゲームって、せっかく掴みはいいのに、ゲーム抜きにしても楽しいものがあるのに、「ゲーム」の匂いがし過ぎて、興が醒めてしまうと言うか。 レールチェイスシリーズ(の特に2作目)とか。 クレイジータクシーも、大好きなゲームの1つだけど、はじめはバカゲー(クソゲーではない)として楽しいんだけど、これも少しすると「ゲーム」のにおいを感じて、ちょっと興が醒めるというか…。 いや、あのゲームシステムがクレイジータクシーにある意味ぴったりなのは分かるんだけどさあ…。
レールチェイスシリーズも、クレイジータクシーも、18ホイーラーも、もうちょっと「ゲーム」というより「娯楽」に振ってみてもよかったのではと思いました。 まあ、その辺のバランス取りも難しいとは思いますけど(^_^;)。
その点、同じセガでも、スペースチャンネル5は、両者(「ゲーム」と「娯楽」)のバランスがうまくとれているように感じました(「ゲーム」がおざなりになっているんじゃなくて、「娯楽」を盛り上げられる、ちょうどよい程度に存在しているというか。 厳しすぎてもだめだし、緩すぎても文字通り締りがなくなるし、ということかな)。

あとはまあ、「ゲーム」し過ぎていることのもう一つの問題として、スピード感のずれというか、カーブで2度も激突したときに、「実車ならこれくらいの速度なら曲がれるやろ」みたいなことを考えてしまって。 ゲーム的には十分過ぎる速度が出ているという事なのかもしれませんが、画面から感じる速度が遅すぎるような。 もちろん、実際の速度と同じにしてしまうと、(速過ぎて)「ゲーム」として成り立たなくなるからだろうけれども。 難しいところよのう。 あるいは本当に速度出しすぎていたのかもしれんし、わいが(^_^;)。


近況

2000/5/15

なんとか1面はクリア。 なるべく大型車の後方に位置する(スリップストリームでスピードアップを狙う。かなり遠くからでも効いてくれる)、タイムボーナスをくれるクルマを逃さない、この2点に気をつけるだけでも、かなり効果がありそう。
あとは、ハンドルの角度が実際の角度と一致するとは限らない(と思う)点も注意か。 つまり、どんなに速く回しても、実際の角度は一定の速さ(かなりゆっくり)を超えては曲がらないみたいというか。 急カーブの後は戻すタイミングに注意か。
1面の急カーブは、アクセルOFFだけで曲がれるようです。
ロックトゥロック
ハンドルを、右(左)いっぱいにきった状態から、左(右)いっぱいにきるために回さなければならない数。

改札口

芸夢線のりば 芸夢駅 西山駅(Top)