彦根仏壇は7種の職があります。
このページでは当店がどのように仏壇を作っているかをご紹介します


  1. もとになる木地を作り、それに合う宮殿、彫刻、金具の部品を各職人さんに発注します
  2. 各部品が揃ったら漆で塗ります。
  3. 塗りが完了したら蒔絵、金箔を施す部品を各職人さんのところに持ち込みます。
  4. 金箔、蒔絵が完了したら持ち帰り組み立てます。


このように仏壇造りは7人の職人さんと常にコンタクトをとり一つのものをコーディネイトしていく作業です。
時には注文を付け、時には職人さんの意見も聞きながらの協同作業みたいなところがあります。
故に時間もかかり完成までには数ヶ月から半年かかります。

各工程を詳しく見る。 下の工程をクリックしてください
   
木地 金具
宮殿 金箔押し
彫刻 蒔絵
組み立て










          A:部品の調達

1: 木地の発注
お客様の宗派、仏間の寸法に合わせて
木地の発注をします。もちろんご予算に応じて
木材の種類も多岐にわたります。

一般的に檜、欅、栓などは高級素材として扱われています。
写真の木地は板物は檜、正面の木目の木は栓、
小物はヒバ、米松などが
使われています。

また最終的な仏壇の価格の安い木地には一部
ベニヤ素材の入ったものになってきます。
そういう時も私どもはベニヤ材が入りますがよろしいですか?
とお尋ねしています。
また当店では木地の製作段階から
お客様に見て頂くようにお勧めしています。何故かといいますと
塗ってしまったら殆ど何が使っているのか
分からなくなってしまう仏壇というものを最初からお客様に見ていただくことで
ご安心、納得して頂くためです。
2: 宮殿の発注
木地の発注と同時に宮殿の発注もします。これも宗派によって微妙な違いが
あるのでお客様の宗派にあったものを宮殿師に注文します。
写真の宮殿は総天然木製。
ここでは宮殿と言っていますが、我々は通常”屋根”と呼んでいます。
3: 彫刻の発注
木地,宮殿が仕上がったら下の写真のように彫刻がはまる部分の型紙をとり
それらをまとめて彫刻師に発注する。
組立てた時他の部品に当たったり、はまらなかったりすることがないよう
細心の注意を払います。
またお客様の好みに応じた彫刻の図柄を
センス良く仕上げるよう彫刻師に伝えます。


4: 金具の発注
彫刻の発注と平行して木地の中で金具を打つ部分を型取してその型を錺金具師に渡す。ある程度のデザイン、仕上げ方をこの時に錺金具師に伝える。


B:部品の加工
5: 塗り
  • 下地のやり方が違うため宮殿、彫刻部品と仏壇木地に仕分けします。
  • 木肌の荒いところや傷を刃物やペーパーで修正します。
  • 砥粉と膠を練った”泥”と呼ばれるもので3〜7回下地をつけます。
  • 下塗り用の漆を2〜3回塗ります。この作業は中塗りと呼んでます。
  • 上塗り。立て塗り(塗放し)はここで完成。蝋色は上塗りして暫く寝かす。
  • 蝋色研ぎ。炭で研磨し塗装面を平滑にし、下艶をつける。
  • 磨き。薄く漆を摺りこんで乾かして2〜3回磨く。
6: 金箔押し
塗りが完成したら必要な部品を箔押し店に持って行きます。
箔押しは金箔を施す場所に薄く均一に漆を伸ばし一枚一枚貼っていきます。
7: 蒔絵
金箔押しと平行して塗りが完成したら蒔絵を施す板などを蒔絵師のところに持っていく。
図柄や仕上げ方を決めるのは大体仏壇屋がする。


C:組み立て・仕上げ

8: 組み立て
金具と金箔押しが完成したら組み立てを開始する。部品が全部揃っていると純粋に組み立てにかかる時間は3日あれば組みあがります。